敷地12坪という限られた条件のなかで、「ボルダリング、雲梯、アトリエ、駐車場、子ども部屋……」などたくさんのリクエストを叶えた3階建て住宅が誕生しました。
世帯属性 | 単世帯 |
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建物種類 | 一戸建て |
工法 | 木造軸組 |
階数 | 3階建 |
立地属性 | 都会狭小型 |
延床面積 | 63.77m2 19.32坪 |
所在地 | 東京都江戸川区 |
特長 |
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帰宅した家族が必ず通るよう、動線をデザインしたダイニングキッチン。造作のカウンターと収納によって、目的のものにすぐにアクセスできるよう計画しました。キッチンの上部には見せる収納カウンターも備えています。キッチンは収納性に優れたLIXILのアレスタをチョイス。床材はパインの無垢材を採用しました。
床から40cm上がった小上がり和室のリビングは、ほどよい大きさによって籠り感を味わえるリラックス空間です。小上がりにしている理由は2つあり、1つは畳下を収納として利用できること、もう1つは小上がりを階段の一部として設計できるためです。まさに機能とデザインの両方を兼ね備えた空間となっています。
約2畳の空間にスタディカウンターと書棚を設けて、テレワークや勉強に集中できるスペースを設計。ここでは絵を描いたり、読書をしたり、「個」の時間を楽しめるようデザインしました。コロナ禍のなか、新たな生活様式としてオススメしたい空間です。
毎日使う洗面化粧台は、お気に入りの洗面ボウル、水栓金具、タイルを組み合わせて個性的な空間に。収納を兼ねたミラーキャビネットやニッチスペースなども、細部までイメージ通りに仕上げました。
脱衣室、お風呂、洗濯機置き場、洗濯物干し場をひとつながりにすることで、洗濯にかかる動線を最適化。移動を極力減らすことで、家事の負担を減らし、暮らしにゆとりをもたらします。
「いつも空が見える家に暮らしたい」そんなリクエストにお応えして設計した子ども部屋には、空を一望できる大きなFIX窓を。わずかなスペースでもゆとりをもって過ごせるよう、天井高を上げてロフト空間をデザインしました。これにより床スペースが増え、のびのびと過ごせる居住スペースが生まれました。