★「LIXILメンバーズコンテスト2015」新築部門 大賞受賞★
「既存の緑を生かす」「世帯間の繋がり」がテーマの、4世代2世帯が暮らす邸宅。家族が受け継いできた古い家の思い出を残しながらデザインしました。特徴は前庭から敷地奥の庭を繋ぐ「通り土間」。土間を通じて各世帯が繋がります。
世帯属性 | 2世帯 |
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建物種類 | 一戸建て |
工法 | その他 |
階数 | 2階建 |
立地属性 | その他 |
延床面積 | 254.09m2 76.9坪 |
所在地 | 東京都世田谷区 |
特長 |
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アプローチを抜け玄関の扉を開けると広がる土間。土間を挟んで親世帯、子世帯が分かれています。
また、玄関から奥庭につながる通路としての役割も果たし、この住まいにおける動線の起点となる空間です。
東西の大開口とハイサイドライトから終日光が降り注ぐ、明るい大空間リビングダイニングです。大勢の人が集まった際に椅子代わりに軽く腰掛けられるようにしたい、というご要望からスキップフロアを採用し、ベンチ代わりに。西の窓からはモチノキと公園の緑、東の窓からは庭をのぞむことができます。
カフェの厨房のようなキッチン。カウンターの上部には、以前のお住まいで使用していた美しい細工の入ったガラスをはめ込みました。奥様が雑貨店のインテリアを参考に思いついたアイデアなのだそうです。奥には大きなパントリーを備えており、収納も十分。
スキップ上段のリビングは大きなバルコニーに面しています。屋外と緩やかにつながるリビングは、ご覧の通り光や風を存分に取り込みながらも外部からの視線が遮られ、快適な空間に仕上がっています。
お母様が暮らす1階は、お施主様世帯から一転、和モダンの空間に仕上げました。
フローリングの深い色味や紫のシェード、ぼんぼりのような灯りが落ち着いた雰囲気です。庭に面し、いつでも美しい緑を眺めることができます。