新築・リフォームを問わずに、根強い人気を誇るのが、カフェ・スタイルの家。
カフェにいるようなのんびりした時間を家でも過ごしたい。
ちょっと特別な雰囲気のある、しゃれたインテリアにしたい。
動機はさまざまですが、カフェ・スタイルは何気ない日常に、
味わい深いスパイスをひとさじ加えてくれるもの。
実際に、家で過ごすのが心地よく外出が減ったという声も聞きます。
そんな家カフェを実現するインテリアや居場所づくりを紹介します。
カフェのようなおしゃれなLDKって
どうやったらつくれるのかな〜
カフェらしさの決め手は、
カウンターキッチン、
さらに素材や色でアクセント加えるといいのさ
ちょっと大人なカフェバーも
憧れるよね〜
インテリアのヒントを教えて!
アイアンやインダストリアル感の
強い素材を
うまく組み合わせてみるといいのさ
こちらの実例は、カフェバーのような雰囲気のLDKにしたい、という希望をかなえた新築住宅。
目を惹くのが、LDKの中央に据えられたアイアンのストリップ階段です。
存在感を放ちつつ、ほどよく抜け感を出してインテリア全体の雰囲気づくりに一役買っています。
カウンター付きのキッチンは壁で囲われていますが、扉はなく、動線的にはぐるりと回遊できる使い勝手のよいアイランドキッチン。
大きく開けたカウンター上の窓から、OSBを使った壁が見え、インダストリアルな雰囲気を強調しています。
そしてその壁に取り付けたのが、アイアンと無垢板のオープンシェルフ。
お酒をディスプレイしており、こうした「魅せる収納」も、カフェバーらしさ十分です。
インテリアの色使いですが、キッチンまわりはグレーを基調としたシックなカラーリングで、ブラックウォールナットの床板も落ち着きのある塗装にしています。
ただ、天井まで同じような色調にすると家全体が暗くなってしまうので、
白を使って明るく広々と見せているのがポイントです。
(株)コラム建設 (神奈川県秦野市)
(株)コラム建設 (神奈川県秦野市)
シンプルで飽きのこないスタイルが好きデスが、
カフェ風にするには、どうすれば?
ナチュラルな素材や白をベースに、
アクセント的にカフェらしさを
取り入れるといいのさ
シンプルなテイストが好みだけれど、無味乾燥だとつまらないから、ほどよく遊び心を加えて素敵にしたい……。
そんな方におすすめのインテリアがこちら。
お子さんが友人と暮らすシェアハウスとしてリフォームした実例ですが、いずれ賃貸として貸し出す可能性も考えているそう。
そこで仕上げは、どのようなテイストにもマッチするよう、白を基調とし、アイアンとタイルを効かせたシンプルなテイストに。
白い壁・天井が無垢の床を引き立たせ、ナチュラルで飽きのこないスタイルです。
コミュニケーションを育むカウンター付きのキッチンは、側面にブックシェルフを取り付けて、雑誌や本の表紙もインテリアの一部として魅せることも。
またLDKの一角の個室には、間仕切り壁にアイアンの室内窓を取り付け、
光・風・気配をつなぐだけでなく、
インテリアのアクセントとしても効かせています。
LOHAS studio(埼玉県 さいたま市)
LOHAS studio(埼玉県 さいたま市)
カフェ風インテリアにご興味がある方は、実際にカフェを訪ね歩いてみることをおすすめします。
気になる素材やパーツを探し、ヒントを得るのも楽しいものです。
ただ店舗に使われている素材やパーツは、そのまま住宅に使えない場合も。
信頼できる地元の工務店によく相談して、あなただけの家カフェをつくってみてください。
一口にカフェと言ってもさまざまなスタイルがありますが、もっともカフェらしさを感じさせるポイントがオープンなカウンターキッチン。
この実例はリフォームで、片側を壁付けにしたペニンシュラキッチンにカウンターテーブルを取り付けたもの。
LDKの見通しがよく、家事をしながら子どもの動きに目を配れるというメリットもあります。
カウンターテーブルは、奥行きの寸法によっては、カフェ的にお茶を楽しむだけでなく、子どもが宿題をすることも。
実例ではテーブルからキッチンのカウンターまで、タイルの壁を立ち上げているので、水まわりに清潔感を出しながら、作業する手元を隠せるのも嬉しいところです。
さらにカフェらしさを演出しているのが、キッチン背後の壁と建具に用いたブルーグレー。
彩度を抑えているので一見控えめながらも、空間の素敵なアクセントになっています。
リフォルコ.(株式会社タカヤ)(宮城県仙台市)
リフォルコ.(株式会社タカヤ)(宮城県仙台市)