【I様邸】愛知県西尾市
家族構成:夫婦+子ども1人
構造:木造
規模:2階建て
延床面積:114.62㎡
設計・施工:阿部建設株式会社
ゆとりある敷地を生かすために、平屋建てプランとしました。勾配天井で空間にメリハリをつけることで、空間をさらに広く見せています。また、家の中心にウォークインクロゼットを配置することで、すっきり片付いた空間になりました。
家づくりをスタートした当初は、スタンダードな2階建てを検討していたというIさんご夫婦。何社かに相談してみたところ、阿部建設が提案した平屋建てのプランに惹かれて依頼を決めたそうです。ゆとりある敷地条件を生かした平屋の建物は、家族が集まるLDKを広くとったプラン。高い勾配天井が、さらに開放感を演出しています。南に向けて大きく開いた窓にはウッドデッキを設置したことで、リビング空間がさらに広がりました。対面式のキッチンに立つと、リビングやデッキで過ごす家族に目が届いて安心です。収納スペースを集約させて、家族共有にしているのもこの家の特徴のひとつ。衣類は大型ウォークインクロゼットにまとめ、家の中央には廊下を兼ねた大型書棚を配置しています。収納をまとめたことで片付けがスムーズになり、室内がちらかることも防いでいます。
完成から3年を経た現在は、3歳になった子どもが広いLDKを走り回る毎日。特に小さい子どもがいる生活では、目が届きやすい平屋のプランが大助かりだとか。和室も子どもが気軽におもちゃを広げられる格好の遊び場となっているそうです。仕切りの少ないI邸ですが、通常の断熱に屋根断熱を加え、断熱性の高いサッシとガラスを使用したことで、1年を通じて快適に過ごせる住まいに。夏場でも涼しく、エアコンなしで過ごせる日も多いそう。さらにOMソーラーシステム(※)を採用しているので、寒さの厳しい季節に帰宅したときも、室内が心地よい暖かさに包まれています。「部屋が暖かいと、この家でよかったと思います」と、改めて住み心地のよさを実感しているIさんご夫婦です。
※OMソーラーシステム:太陽熱で温めた空気を床下に送る暖房システム
襖や欄間といった和のディテールを大切にした和室は、ごろ寝をしたり、子どもが遊んだりと多様に過ごせる空間。障子を閉めれば独立した空間になり、客間としても活用できる。悪天候のときは、洗濯物の一時的な干し場としても活躍。
キッチンと行き来しやすい場所に配置した水回り。家事動線に配慮したプランで、毎日の家事負担を軽減しています。色は白でまとめてさわやかに。洗面台には収納力のある「L.C.」(LIXIL)を採用している。床は足ざわりのよい籐のタイル敷き。